UIデザイナーに興味はあるけど、未経験だし、デザインのセンスにも自信がない。そんな人でもUIデザイナーになれるんです。これからその理由をご説明します。この内容を読んでイメージが湧くようなら、UIデザイナーに向いているかもしれません。
なぜ未経験でもUIデザイナーになれるのか
デザインというと「センスの良さ」が一番大事だと思っていませんか?実は、UIデザイナー必要なのって、「ロジカルな考え方」や「分析力」、そして「ユーザー目線でデザインを考える」ことができるかどうかが重要なんです。これらのスキルは、学習と実践を通じて身に付けることができます。
UIデザイナーを目指すうえで身に着ける必要のあるもの
デザインツールのスキルを身に着ける
デザインセンスはいらないといっても、やはりデザイナーなのでソフトスキルの基礎能力は必要です。ここでいうソフトスキルとは、デザインツールをちゃんと使えるようになることです。具体的には、以下のようなツールがあります
- Figma: 共同作業に適したクラウドベースのデザインツール。
- Sketch: macOS専用のUIデザインツール。
- Adobe XD: Adobe製品との連携が強力なプロトタイピングツール。
これらのツールを使えるようになることがまず一歩です。正しく使える学習をする、というイメージです。ガンガン使えるようになるには時間と経験が必要なので、焦らず基礎から学習しましょう。
ロジカルな考え方と分析力を身に着ける
次に、デザインをロジカルに考えることや、分析力が必要です。これがどういうことなのか、具体的に説明しますね。
- ロジカルな考え方:UIデザインでは、ユーザーがどのようにインターフェースを使うかを考える必要があります。たとえば、どこにボタンを配置すると最も使いやすいか、といったことを論理的に考えます。これらはなんとなくの感覚ではなく、数値に基づく根拠のもと設計していくということです。
- 分析力:ユーザーリサーチを通じて、ユーザーの行動やニーズを理解することが求められます。これはデータを収集し、それを分析してデザインに反映させる力です。
これらはロジカルというくらいなので、答えを導く順序があるんで、学習で身に付けることが可能というわけです。
作る側ではなく使う側の目線でデザインする
わかりやすさ、使いやすさを追求するわけなので、自分はもちろん、誰がどんな時に使うのかを想定しデザインする視点を持つことが重要です。例えば、ターゲットユーザーが高齢者であれば、大きなフォントやシンプルなインターフェースが求められます。これを忘れないようにしましょう。
未経験だからこそ専門スクールで
未経験からUIデザイナーを目指すなら、専門スクールで学ぶことが一番の近道です。特にデザインに自信がない方や初心者には強く推奨します。とにかく変な癖がつく前に正しい基礎をしっかり学べるからです。独学の危険はそこにあります。また、メリットたくさんあります。以下にその理由を具体的に説明します。
体系的なカリキュラム
専門スクールでは、UIデザインの基礎から応用までを体系的に学べるカリキュラムが提供されています。効率よく無駄なくスキルを習得できます。学習のステップが明確なので、何から始めれば良いか迷うことなく進められます。
実践的なプロジェクト
スクールでは、クライアントや案件を想定した実際のプロジェクトを通じて学ぶことができます。理論だけでなく実践的なスキルも身に付きます。手を動かして作ることで、自分の成長を実感できるし、完成した作品はポートフォリオとしても活用できます。
プロの指導とフィードバック
経験豊富な現役プロのデザイナーが講師を務めるので、直接指導を受けながら学べます。自分では気づかない弱点や改善点を指摘してもらえるのは大きなメリットです。フィードバックを受けながら、確実にスキルを磨くことができます。
仲間と切磋琢磨できる環境
同じ目標を持つ仲間と一緒に学ぶことで、モチベーションを高め合うことができます。クラスメイトと意見を交換したり、協力して課題に取り組むことで、新たな視点やアイデアを得られるのも大きな魅力です。仲間と共に成長していく過程は、非常に刺激的で充実したものになるでしょう。
これらのメリットを考えると、専門スクールで学ぶことがUIデザイナーとしてのキャリアをスタートさせる最良の方法だと思いませんか?さらに、この学びの機会を最大限に活用するために、教育訓練給付制度(学費の70%(最大56万円))を利用することができます。
教育訓練給付制度を利用してUIデザインが学べるデザインスクール
雇用保険の被保険者、または過去に被保険者だった方が条件を満たせば、厚生労働大臣指定の専門実践教育訓練を受講し、修了することで、学費の70%(最大56万円)が支給されます。これにより、非常に少ない自己負担で、ITスキル標準(ITSS)レベル4相当以上の高度なスキルを習得するチャンスがあります。
スクール卒業生の体験談
実際に未経験や異業種からUIデザイナーとして成功した卒業生の体験談を紹介します。卒業生のインタビューを見ると未経験からでも目指せる気になってきませんか?
渡辺彩子 – 事務職から『チームラボ』のUIデザイナーへ
渡辺さんは事務職から『チームラボ』でUIデザイナーに転身。自由な発想と新しいアイデアを求める環境が魅力で、言葉を使わずにボタンの配置や色彩でユーザーを導くUIデザインに夢中になっています。大学で学んだプロダクトデザインの知識も活かされていて、毎日新しい発見があるそうです。
西島直輝 – スクールで基礎から応用まで体系的に学び、UIデザインの現場で活かす
西島直輝さんは、イギリス留学中にUIデザインの魅力に引かれ、帰国後にスクールで本格的に学び始めました。現役デザイナーからの直接指導を受けることで、実務に必要なスキルを基礎から応用まで体系的に学び、プロフェッショナルな視点を養うことができました。
現在、西島さんは建築業界に特化したデジタルソリューションの開発会社で働いています。ペルソナ設定やユーザーストーリーの作成を通じて、ユーザーの感情や行動を深く理解し、その洞察をデザインに反映させています。スクールでの学びが、今の職場での多様なデザイン業務に大いに活かされています。
上園晃博 – 実践から学ぶ:UIデザイナーへの道
大学インターン時にUXUIに興味を持ちましたが、新卒で未経験のまま就職するのは難しく、卒業後にスクールで学ぶことを決意したそうです。
スクールでは、グループワークやプロジェクトを通じて、実際の仕事に近い経験を積むことができました。特に、先生やクラスメイトからのフィードバックやユーザーテストを通じて、デザイン思考が深まり、実践的な問題解決能力を磨くことができました。現在はWeb・モバイルサービスの開発企業でUIデザイナーとして活躍しており、スクールでの学びが現在の仕事に直結しています。
岡部草子 – 設計的思考で切り開くUIデザインの世界
お菓子メーカーでの経験からUIデザインに興味を持ち、スクールで学び直しました。設計的なアプローチを学び、現在はSaaS事業の会社でUIデザイナーとして働いています。グラフィックデザインとは異なる視点が新鮮で、日々の業務に活かされています。
未経験からでもUIデザイナーに成れることがわかっていただけたんじゃないでしょうか。まだ気になることがある方は下記記事もみてみてください。